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*綺麗な影と汚い影*
- 奈津子 有吉
- 2019年7月26日
- 読了時間: 2分

何年か前の、雑誌のナチュラルメイク特集で
『夕方のメイク崩れした目の方が綺麗に見える。』
なので、あえて崩れたメイクのようなアイメイクを推奨する。。。という記事があった。
雑誌の記事は、ネタ切れで本当に苦肉の策で絞り出しているのだなぁ~と思う。
雑誌のメイク記事を、いくつか担当したことがあるけれど、
大抵、編集者が企画を持ってきて、
後付けで、それにメイクが当てはまるように組み立てる。
メイク理論が無いとできないことだが、この記事はどうなんだろう?と思った。
そもそも、崩れ落ちたアイシャドーとナチュラルメイクのアイシャドーの入れ方の違いとは、
なんだと思いますか?
崩れ落ちたアイシャドーが汚く見えるとしたら、それはなぜ?
これが分かれば答えは出る。
私の生徒さんにはわかるはず。
ドラマのメイクでは汚しのメイクはあるが
(その汚しも理屈が分かっていないと汚しに見えないのですよ⭐️理論とセンスが必要)
ストレートメイク(日常のメイク)は汚く見せるものではない。
夕方の落ちかけたメイクが良い印象だったとしたら、その汚れた位置がたまたまアンニュイに見える位置であったから良かっただけ。
ならば、朝から美しくアンニュイなメイクデザインをすればいい。
ナチュラルメイクは顔に自然な影を再現して、見る人の目に錯覚を起こすことが重要。
ただ、薄いメイクではないのです。
美しいシャドーとは?
そこには、『骨格とグラデーション』という鍵があります。